いやでも大昆虫博に行きたくなる! 第8回
またおまえか?!
と突っ込みたくなるかと思います、ミヤザキです。
でも、めげません。
こんばんは。
さて、今日のトピックは前回の予告通り、
●ニシキキンカメムシの謎を追え!!
大昆虫博公式ガイドブック「すごい虫131」の39ページには、
ニシキキンカメムシという日本一美しいカメムシが登場しています。
この金緑色に輝くニシキキンカメムシは、
日本でも、数ヶ所でしか発見されていなくて、
ふ化5時間以内を過ぎてしまうと輝きが消えてしまうという、稀少種なんです。
こんな、レアなカメムシの撮影に成功した人とは?!
はい、
むしむし探し隊会長の中村滋さんです?
今日は、写真を提供してくださった中村さんに、
ニシキキンカメムシ撮影秘話を直撃インタビュー!!
ミヤザキ(以下:宮):
今回はとても貴重なお写真のご提供ありがとうございました!!
海野先生も、誰が撮ったのか興味深々でした。
そもそも、ニシキキンカメムシってどんなムシですか?
中村さん(以下:中):
ニシキキンカメムシはホンツゲという植物を食べて生きる。
その、ホンツゲは石灰岩質の土地に生えるんです。
だから、ニシキキンカメムシは国内では、九州の古処山、愛知、奥多摩など
数ヶ所でしか発見されてない。
めったにお目にかかれない美しさなんです。
宮:
へぇ?!!
じゃぁ、中村さんは相当強運な持ち主ですね。
ニシキキンカメムシの写真が撮れたなんて!
中:
いや、実はこれは吉祥寺の自宅の庭で撮ったものなんです(笑)
宮:
えっ! どういうことですか?
中:
なかなか現地では見られないんですよ。
これ、20年くらい前の写真なんですけど、どうしても見たくて、自宅で飼ってたんです。
ホンツゲの自生する場所でたたき網を使って採集したら、
ニシキキンカメムシの幼虫が10匹くらい混ざっていて。
でもね、肝心のホンツゲが庭に生えてない。
だから、ホンツゲの木を根ごと山から持ってきて、庭に植樹したの。
カメムシが逃げないように、ホンツゲの木を金網で囲ったりして。
ニシキキンカメムシの飼育には、ホンツゲだけではなく、
生のピーナッツを与えるのがいいって、本に書いてあったので、
売っているところを必死で探したりしました
宮:
めちゃめちゃ愛情注いでますね。
中:
ある朝、目が覚めたら、脱皮をしていたときは感動しましたね。
ふ化したばかりのニシキキンカメムシは、それはもうキレイで、
夢中になって観察しました。
ぼくの夢は、5月の九州でふ化したばかりのニシキキンカメムシを見ること。と、もう20年近く思っています。
宮:
なるほど、いつか叶うといいですね!
では、さいごに、「すごい虫131」のお気に入りページを教えてください。
中:22-23ページ、きらめきオールスターズです。
プラチナテナガコガネは、むかしパリに行ったときに、
日本円にして1万円売られていて、買おうかすごく迷ったんです。
その名のとおり、鉱物のような神秘的な色が美しいんです。
宮:はい!もうひとつだけ質問!
もしも自分が虫になるならどの虫??
中:ギンヤンマ。
飛べるからです。
だって、ホバリングとかできるなんていいじゃない?
中村さん、ご登場どうもありがとうございました!!
●今日のすごい虫
先週の土曜日にですね、大昆虫博に行きました。
そこで目にした「すごい虫」
友人が、宣伝効果を狙って「すごい虫」を
ず?っと人目につくように歩く、の巻。
うれしいですねぇ?
●次回予告
・帰ってきた、アスタコイデス物語
・今日のすごい虫
子供の頃は平気で触って夢中になった
昆虫たちなんだけれど・・・
美しさにも理由があるんでしょうね。”大昆虫博”は
東京だけなんでしょうか。。。(^^ゞ